2007.08.03

CONTENT'S FUTURE

Contents_future_本日発売の『コンテンツフューチャー』という書籍に、「CGM(消費者発信型メディア)の現場」についての対談・インタビューの模様が掲載された。インタビュアーは、AV機器のテクニカルライターである小寺信良さんと、IT・音楽ジャーナリストの津田大介さんという、お馴染みのお二方。

CGMは、掲示板などの「器」の部分は用意するが、著作物を自分たちの手で作り上げているわけではないため、正直なところ「コンテンツ」を語る資格やノウハウはないけれど、取材・構成・編集の巧さによって、面白い記事になっているので、書店で目にする機会があれば是非ご覧ください。

今まで、趣味の世界・業務上で結構多くの取材を受けてきたけど、本の表紙に自分の名前が載るのは初めてだし、蒼々たる顔ぶれに混じって掲載されているだけに、ちょっとした嬉しさとともに気恥ずかしさも覚える。

| | コメント (2)

2006.12.12

2006年の良書ベスト3

早いもので、2006年ももう残すところ20日あまり。ついこないだまで半袖のシャツを着てたような記憶があるけどねぇ。。。
常に何か読んでないと落ち着かないほどの活字中毒のせいで、今年も金融系やノンフィクション物を中心に大量の本を読み散らかしたが、非常に有益で目から鱗が落ちまくった良書がいくつかあったので、今年読んだ本の中でのベスト3を挙げてみましょう。

◆1位:若者はなぜ3年で辞めるのか? 年功序列が奪う日本の未来
書名を見て、もっといい職場があるはずと理想の職場を求めて色々な会社を彷徨う「青い鳥症候群」についての内容かと思ったら、いい意味で期待を大きく裏切られた。年功序列のレールに乗った団塊の世代が、何とか既得権益を死守してリタイアまで逃げ切ろうとしているが、そのアオリを食って未来を担うはずの若者が賃金・職務の面で小さなパイしか与えられず、未来に希望を見いだせない状況にあることを警鐘した本。いわゆる格差問題や少子化問題も全てこの年功序列が原因だと氷解した。ただ、その年功序列システムをどう改めるべきなのか解決策が見いだせず、読後感は非常に暗くなるのがネック。昨今、格差問題の書籍が大量に出ているが、これ1冊読めば十分。

◆2位:増税が日本を破壊する
ある程度まとまった額の投資をしている人は必見。この本を読んで、日本株に対する見方がすっかり弱気になり、日本は来年からまた経済失速に陥ると見るようになってしまった。財政を健全化させるために緊縮財政・増税・国債削減を進めようとしているが、これは大きな間違いで、世の中にお金が回らなくなって結果的に税収が減ってしまい、むしろ旧来の積極的な公共投資のようなバラ撒き型の財政こそが、日本の景気を回復させるために必要な策であると説く。国債の発行額ばかり大げさに喧伝され、さも日本は財政危機であるかのように煽られているが、実は日本という国全体で見たバランスシートは他の国に比べて健全であるなど、現状認識を改めさせてくれる内容ばかり。

◆3位:藤巻健史の5年後にお金持ちになる「資産運用」入門
投資の教科書として極めて有用な一冊で、初心者でも理解できるよう平易に書かれている。どの銘柄をどのタイミングで売買するかは全く重要ではなく(せいぜい小銭しか稼げない)、これから先がインフレになるのかデフレになるのかを見極め、インフレになりそうな時に買うべき金融商品とデフレになりそうな時に買うべき金融商品を理解している人こそ、真のお金持ちになれると説く。ただ、藤巻さんはこれから資産インフレが起きて株高・円安になると見て大量に借金をしているようだが、実際はむしろ逆の方向に動きそうで、氏の相場観だけは信用しない方が身のため。藤巻さんの本はいずれも素晴らしいものばかりで、「実践・金融マーケット集中講義」も必読。

| | コメント (0)